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本専攻の特徴

学びの特徴

コンピュータやインターネットをはじめとする情報技術の目覚ましい進歩は、情報の流通・蓄積・利用に大きな変化をもたらしています。このような社会的潮流の中、社会情報学専攻では、伝統的な学問分野を押し広げ、これからの社会を理解し、人間や組織と情報の新たな、そして健全な関係を構築することに貢献する教育と研究を進めています。

本専攻には、情報コミュニケーションと図書館情報学の2つのコースが設けられています。


情報コミュニケーションコースの特徴

情報コミュニケーションコースは、メディアや情報が鍵を握る現代社会に対応できる学生を育てます。ディシプリンとしての社会情報学の視点を基盤に、メディア・コミュニケーションやメディア文化に関する理論と実態を学び、社会調査やデータ処理を実践的に習得し、現在の、そして、これからの社会を能動的・科学的に分析する力を身につけます。

図書館情報学コースの特徴

図書館情報学コースは、システムエンジニア、ライブラリアン(司書)、データベースサーチャーなどの情報管理のスペシャリストを養成する実学的なコースです。単なる職業教育にとどまらず、社会情報学の理論や情報処理の技術それにマルチメディアや図書文献といった情報メディアの知識を基礎にして、情報の収集・整理・蓄積・検索といった情報管理技術の全体像を立体的に理解し、それを現実の問題に応用できる力を養うことを目指しています。

図書館情報学とは何か、簡単に紹介した文章があるので引用して紹介します。

現代は、情報化社会といわれるが、その実相は、経済活動その他に伴う膨大な情報の無秩序な生産・流通であり、インターネットやコンピュータなどの情報技術はこの傾向をいっそう助長している。人々は、日々、生活し、仕事をしてゆくためには、自らが必要とする情報をこうした情報の集積の中から見つけて、自分たちの活動の参考にしてゆかなければならない。(こうした点は、個人のみならず企業その他の組織においても同様である。)
図書館という施設は、そうした目的に沿うよう、あらかじめ、分類・配架などによって情報集積に秩序を与え、目録・索引などによって探索のための有効な手段を与えるものとして作られている。つまり、図書館というものは、情報ストックを組織的に整理して提供する機能を代表していると見ることができる。その意味では、データベースもインターネットのホームページの集積とサーチエンジンの組み合わせも、図書館と同じような機能を持たせようとしたものであると見ることができる。図書館情報学というのは、こうした情報の収集・整理・検索・提供といった一連の流れや処理を、いかに効率的に進めてゆくかを研究する学問分野であるということができる。
その意味で、図書館情報学は、きわめて、現代的意義を有する分野であり、図書館員のみならず、すべての人々に対して教育されるべきであると言えよう。それとともに、図書館の機能は、図書館という現実の組織によって、より実践的で効果的な機能項目として展開されてきたのであり、この点を無視しては有効な研究たることは困難である。

出所:山﨑 久道「今圓子先生の人と業績」紀要(中央大学文学部社会学科)12号 p.39-44(2002)


カリキュラムの特徴と科目の構成

社会情報学専攻のカリキュラムの第一の特色は、数多くの専門科目を開設している点です。これは情報の観点から現代社会をとらえる視点が極めて多くあることに対応しています。このため、学生それぞれが、科目群を参考にしつつ、自らの関心に基づき、視野や知識を深めることができます。

第二の特色は、1人1台のコンピュータを使う情報処理の実習がたくさん用意されている点です。必修のプログラミング(1)~(2)の ほかに情報技術に関する多くの選択科目が用意されており、本気で勉強すれば情報処理関係の資格試験に合格することや教員免許(情報)の取得も可能になります。

第三の特色は、3・4年次のゼミ(演習)選択の自由度が高い点です。情報コミュニケーションコースの学生は図書館 情報学コースや社会学専攻のゼミに所属すること、また、図書館情報学コースの学生は情報コミュニケーションコースのゼミに所属することも可能です。自らの意志で学びを広げましょう。


系統立てた学習の方法

社会情報学専攻には、多彩な専門科目群が用意されており、学生の関心に沿った多様な学習が可能ですが、自覚的に一つまたは二つの柱を立てての学習をおすすめします。その方が、専門を深めると同時に、それを中心に広い視野をも持つというバランスのとれた知識習得ができるからです。

具体的には、「社会情報学の基礎」を踏まえた上で、「メディア・文化研究」、「データサイエンス・社会調査」、「情報システム学」「図書館情報学」(司書資格の取得も含む)などの柱を中心に学習を進めましょう。

大学の特徴の一つは、専門性を明確にして勉強することです。早い段階でこれらの柱となるト ックを選び、少なくとも一つのテーマについて掘り下げて研究するために、体系的に関連科目を履修してください。分からないことがあれば、教員に遠慮なく質問してください。教員は、学生の主体的学習の支援者でもあるのです。

そのためには皆さんが、自分から積極的に勉強に取り組むことが必要です。ぜひ、幅広い教養と深い専門性を併せ持つ、心豊かな現代人を目指してください。